【今日のわたし】006:あなたは人に「借り」がある?それとも「貸し」がある?
ふだんのちょっとした行動から、その背後にあるあなたの思いや感じ方・考え方をもみほぐし、あなたの心をほぐしましょう。
第01問
これまでの人付き合いを振り返って、あなたが人からしてもらったことが多いと感じているか、それとも自分が人にしてあげたことの方が多いと感じているか、次の4つの選択肢の中から、あなたの思いにいちばん近いものを選んでください。
あのとき、こうしてもらった、お世話になったなど、人にしてもらったことが多いと思う。
あのとき、こうしてあげた、あれもやってあげたなど、人にしてあげたことの方が多いと思う。
自分がしてあげていることもあるし、してもらったこともあるし、半々ぐらいだと思う。
自分が人に何かしてあげたことも、人からしてもらったこともとくには思い浮かばない。
診断結果
選んだ答えは、あなたが人に「借りがある」と思っているのか、「貸しがある」と思っているのかを表わしています。そこから、あなたの俗人度・聖人度を診断します。
人からしてもらったことが多いと感じているあなたは、自分は「借りがある」と思っている人ですね。「借り」というものは、返さなければならないものですから、あなたは心ひそかにこの借りはどこかで返さなければならないものだと感じているのではないでしょうか。その借りを自分が借りを作っていると思う相手に直接返そうとするなら、あなたはただの人です。その借りを、感謝の念とともに、借りを作ったときの自分のような人やより広い社会に向けて返していこうとするなら、聖人への階段の最初のステップに足をかけたことになります。
選んだ答えは、あなたが人に「借りがある」と思っているのか、「貸しがある」と思っているのかを表わしています。そこから、あなたの俗人度・聖人度を診断します。
人にしてあげたことが多いと思うあなたは、誰かに対して「貸し」があると思っている人ですね。貸しというものは、取り戻したくなるものですから、あなたは人から何かを取り戻したいと思っているようです。自分はもっと、人から感謝されてもいいのではないか、もっと、こうしてくれても、ああしてくれてもいいのではないかと、「見返り」を期待する気持ちがあります。そして、見返りが得られないと、どことなく損をしたような気持になるのではないでしょうか。あなたがいま歩いているのは俗人の道のようです。
選んだ答えは、あなたが人に「借りがある」と思っているのか、「貸しがある」と思っているのかを表わしています。そこから、あなたの俗人度・聖人度を診断します。
人にしてあげたことと自分がしてもらったことは半々ぐらいだと思うあなたは、世の中お互いさまという見方をする人のようです。もちろん、あなたは友人知人が困っているのを見たら、放っておけずに助けてあげようとするでしょう。自分が困っていることがあれば、助けてもらいたいと思うでしょう。ただ、「貸し」と「借り」のバランスが崩れたとき、あなたは極めて人間的な感情に囚われます。「貸し」が多いと感じれば、高慢な気持ちになり、「借り」が多いと感じれば、自己卑下的な気持ちになるでしょう。まあ、それが多くの人がたどる凡人の道ではあります。
選んだ答えは、あなたが人に「借りがある」と思っているのか、「貸しがある」と思っているのかを表わしています。そこから、あなたの俗人度・聖人度を診断します。
とくに人にしてあげたことも、してもらったことも思い浮かばないというあなたは、「貸し」も「借り」も作らないクールな人のようです。人との交わりを避け、孤高の生き方をしようとしているのでしょうか。しかし、人はみな、一人で生きているわけではなく、周りの人とかかわりを持ちながら、ときに人に何かをしてもらうことで「借り」を作つくり、人のために何かをしてあげることで相手に「貸し」を作ってしまうことがあります。あなたはそのことに気づいていないだけかもしれません。ちょっと心の乾いた人。
ちなみに、より多く「貸しがある」と思うのは極めて俗人的な人、より多く「借りがある」と感じ、借りがあることを引け目に感じるのも俗人、その一方、より多く「借りがある」と思い、そこに感謝の気持ちを抱き、「借り」をお返ししたいと思う人が、聖人へのステップに足をかけている人です。