2018年11月23日(金)
エゴ・インフレーション(自我肥大)
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法則2:得意の絶頂にいる人は必ず転がり落ちる?
 エゴインフレーション(=自が肥大)


 権力を握った人や有名になった人、仕事や商売で成功した人のなかには、得意の絶頂に昇り詰め、その自分に酔いしれているように見える人がいます。

 けれども、得意の絶頂にいる人は、必ず転がり落ちるものです。

 テレビや雑誌、ネットなどでもてはやされ、あちこちから引く手あまたの人物が、あまりにも短い間に主役の舞台から転げ落ちてしまうことがあります。当初はその人を持ち上げていたメディアが、今度はバッシングにまわり、テレビのワイドショーなどは、どこを見てもその話題一色で、朝から晩まで盛り上がる。見ている方は面白おかしく眺めている……。

 成功者ともてはやされ、得意の絶頂にいた人の中には、法に触れるようなことをして、犯罪者となってしまう人もいます。そういえば…と、思い当たるニュースが幾つもあるでしょう。

 得意の絶頂にいる人は、たいてい、つやつやと顔が輝いています。その輝きはまるでシャンデリアの光を反射する金ぴかの装飾家具のよう。その人の素顔を包み込み、自信に満ちた独特のオーラを放っています。

 もっとも、それはけっしてよいサインではありません。なぜなら、その輝きこそ、転がり落ちる寸前の兆候だからです。

 得意の絶頂にある人は、エゴ・インフレーション(=自我肥大)を引き起こしています。

 エゴ・インフレーションとは、自分は最高で万能と感じ、自分より偉い者は他にはなく、自分には何でもできると思い上がり、自我が目いっぱいパンパンに膨らんでいる状態です。でも、しょせんそれはバブルのようなもの。自分の幻影に酔っているにすぎません。

 なのに、エゴ・インフレーションを起こしている人は、倣慢にも他人を見下したり、人を人とも思わぬ態度をとるものです。そういった態度は当然のことながら、周囲の人の反発を生み、反感を買うことになります。おごり高ぶった態度が、自ら敵を作ってしまうわけです。


 でも、しょせんそれはバブルのようなもの。自分の幻影に酔っているにすぎません。バブル期の日本は、国全体がそういう感じになっていました。

 エゴ・インフレーションを起こしている人は、他人を見下したり、人を人とも思わぬ態度をとるものです。人を手段のように扱うことがあります。そういった態度は当然のことながら、周囲の人の反感を買うことになります。おごり高ぶった態度が、自ら敵を作ってしまうわけです。

 本人は自分自身に酔いしれているので、自分に都合のよいことしか目や耳に入ってきません。

 だから、気がついたときには、他人に足を引っ張られ、スキャンダルをあばかれたり、これまで味方だと思っていた人に反旗を翻(*ひるがえ) されるなどして、昇り詰めたポジションから引きずり下ろされることになるのです。

 そうして、得意の絶頂から転がり落ちていくことになります。

 それを見て、「それ見たことか」「ざまあみろ」と思う人は少なくありません。微慢におごり高ぶった人間が転がり落ちるところは、他人事であるがゆえに胸のすぐような楽しみとなることがあります。退屈な日常に、あまり害のない毒を含んだ一服の清涼剤……。

 その人物が得意の絶頂にいたときの態度を好ましく思っていなかった人ほど、意地の悪い喜びで満たされるでしょう。

 ここで、具体的に人物の名を挙げてみたい誘惑にかられますが、それはやめておきましょう。もちろん、得意の絶頂から転落した人も、それを苦い経験とし、教訓を得て、見事に立ち直り、後々素晴らしい業績を残す人もいるからです。

 得意の絶頂にいる人が自ら転げ落ちる場合は、それまでのハードワークがたたって体調を崩 して病気になってしまうこともあるようです。ただひたすら成功を求めて目標追求型の生き方をしてきたために、夫婦や親子など家族間の問題が浮上してきたりということもありえます。

 得意の絶頂にいる人が必ず転がり落ちるということは、昔からいろいろなたとえや比愉で語られてきたものです。

 「盛者必衰」「おごれるものは久しからずや」であり、神に比せられた栄光の天使ルシファ(サタンのこと)も、自らのおごりによって、稲妻とともに天から転がり落ちたということです。

 もし、あなたが幸いにして、人生の成功者となり、人から注目を浴びるような立場になったら、人からうらやましがられるような境遇なら、頭を低くし、modesty 謙虚でいるのが賢明です。

自分の実力や能力、魅力が評価され、有名になったとき、ビジネスで成功したとき、マスコミで取り上げられるような人物になったとき、玉の輿(*こし) に乗ったときなど。そのときこそ、自分よりも相手を立て、謙虚な態度を貫きましょう。

周りの人は、「ああいう立場の人ならもっと偉そうにしているかと思ったけど、ぜんぜんおごり高ぶったところがない」「そこが素晴らしいね」「人間ができている」と肯定的な噂を流してくれることでしょう。

悪魔の法則⇒エゴ・インフレーション(自我肥大)とは、「自分は何でもできる」という全能感に満たされた状態。自らが神のようになった状態なのです。これはまさにサタンの誘惑。

天使の法則⇒うまくいっているときほど謙虚であれ。善き人であれ。ただし、偽善は見破られる。




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