2020年12月21日(月)
2021年 年運を占ってみる
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 コロナ自粛が続くなか、来年はどうなるだろうかと占ってみました。
 もうちょっと違う卦が出るかなと思っていましたが、予想もしなかった卦が出ました。



 雷沢帰妹(らいたくきまい)5爻

 
 2020年12月21日 冬至 筮竹で来年の状況を占ってみました。予想もしなかったとはいえ、まあ、納得ですね。

   雷沢帰妹

  沢の上に雷が轟く
  天地の気が通じず
  交わらない状態。
  順序が違う。
   
帰妹は、征(い)けば凶なり。利ろしきところなし。(『易経』経文より)

 残念ですが、まだ当分コロナは収まりそうにありません。『征(い)けば凶なり』です。誰にとっても、あまりいい年ではなさそうです。ですから、どういう行動をとるかよく考え、賢明な選択をしていかなければなりませんね。この卦は下に説明してあるように、「妹が先に嫁に行くのはよくない、順番が違う」といった意味です。嫁に行ってももどってくるのですかねえ。外卦が雷=震で長男を意味し、内卦が沢=兌で小女を表します。年下の女が年上の男に喜んで迫っていくという感じ。家父長制に基づく価値観から来るのでしょうが、現代の女性にとってはその意味は愉快な卦ではありませんね。

 そういうところは読み替えていけばいいわけで、いずれにしても2021年は喜んで積極的に動いていい年ではないということは、はっきり言えますね。GoToのようなことはやっちゃいけない。経済、経済といっているけれど、もっと熟慮したやり方を考えるのが政策だろ、って感じでしょうか。

 いずれにしても、軽薄に動いてはいけない。行けば凶です。「利ろしきところなし。」なんです。それは現在の状況をみればわかるじゃないですか。マスコミが煽っているとか、いろんなことを言う人もいますけど、メディアの情報も、どういった情報を選択肢、参考にしていくかは、私たちは自分で判断しなければいけないところにきているわけでしょ。

 さて、雷沢帰妹の裏卦は風山漸(ふうざんぜん)です。「征(い)けば凶なり」とはいえ、その戒めを守れば、徐々に運気は変化していくでしょう。

 筆者は象占をやっているので爻もだしましたよ。5爻でした。5爻まで来ているので、経文にはいいことが書いてありませんでしたが、2021年も後半になれば希望が持てるでしょう。

 来年の10月ぐらいまでは我慢しましょう。賢明な方策を考えたいです。個々人の生き方、働き方、人との関係の持ち方においても。今の苦しい時期はかならず抜けられます。しかし、安易に楽観的な見方に流れたり、後先考えない行動は慎むべきでしょう。

 先を急がず、火か目にしていればやがて、悦びが訪れる時期がきます。




 雷沢帰妹 5爻 象占では之卦(しか)=未来を見ます、には、悦びを表す兌為沢(だいたく)が現れています。




 ⇒雷沢帰妹について詳しくはこちらから

 
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