2020年7月19日(日)
火地晉
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35:火地晉(かちしん)

周易64卦を順番に紹介しています。

   火地晉

上る太陽
進む・上昇する。

晉(しん)は、康候(こうこう)もって馬をたまわること蕃庶(はんしょ)にして、昼日に三たび接せらる。(『易経』経文より)(『易経』経文より)

地上に太陽が昇り始めました。
一歩一歩確実に前進していくときです。

<解説>

「晉(しん)は、進むなり」です。太陽が地上に昇り始めたところイメージしてください。地の上に太陽が昇っていくように、勢いよく進んでゆきます。

たとえば、諸侯が王の前に進み出て、その功績を認められ、褒美に多くの馬を賜り、一日のうちに三度も謁見を許されるほどの出世ぶり(経文の意味)。

何事も前進します。進んでOK。あなたの仕事の功績が認められ、評価されるでしょう。昇っていく太陽のように、人に仰ぎ見られるような人になれます。

火の地上に進む卦象。人事にたとえれば、出世。日の目を見る。



<この卦が出たら・・・>

【全体】:昇る太陽のように高く昇りすすんでいくとき。勢いよく何事も前進していく。

【願い事】:叶います。

【仕事・人間関係】世に出ます。あなたの仕事の功績が認められ、評価されるでしょう。昇っていく太陽のように、人に仰ぎ見られるような存在になれます。人間関係も良好です。

【戒め】:着実に進みますが、ある程度時間はかかります。また、成功した時には、自らの成功に思い上がらず、周りにもその恩恵をほどこすようにしてください。

【金運】:賞金・報酬・褒美が得られます。

【恋愛・出会い】相手もあなたのことを気にとめています。自信をもって好きな人にアタックすれば、恋の進展スピードは速い!
 
【カップル・相性】カップルは表向きいい関係。結婚話もとんとん拍子に進んでいくようです。ただし、二人の関係に何か問題が潜んでいます。そのため、行き悩む状態になります。
何か気がかりなことはありませんか?思い当たることがあれば、相手とそのことについて話し合いましょう。問題が明らかになれば、乗り越える方法が見つかります。






必ず、日は昇る。「日はまた昇る」ですね。昇る太陽のごとく、前向きに歩みましょう。

「この卦が出たら……」以下は筆者の解釈です。いろんな解釈の仕方があると思いますので、ご参考まで。

筆者は日本易道学校にて周易を学びました。
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