どうしてあの人たちはつながりたいのか?
本能タイプでわかる!上手な人との付き合い方-3
あなたがつながれる友人・知人の数は?
ところで、スマホやタブレット端末を使っている人は、SNSを利用していることが多いでしょう。
Facebook、Twitter、LINEなど、SNSは便利なコミュニケーションツールです。それぞれ利用の仕方が異なるところはありますが、ほぼリアルタイムで、友人・知人とのやりとりができるようになっていますね。
たとえば、Facebookでは、友達がアップした写真や書き込みから、だいたいいつどこで何をしていたかがわかり、自分も友人に見られることを前提に、また見てもらいたいために、アクティヴィティを公開することができます。友達がどんな人とつながっているかもわかります。
顔写真や経歴が掲載されていて、友達の友達やまたその友達のプロフィールなども、閲覧できる状態になっていることが多いものです。
そこで、気になるのは、友達の数ではないでしょうか。
自分が何人とつながっているか、それは他の人から見てもわかるし、自分も他の人がどれくらいの人とつながっているか、つい友達の数を示す数字に目をやってしまうこともあるでしょう。
SNSは便利な反面、最近では「SNS疲れ」といった言葉も聞かれるようになりました。SNSに参加することで、さまざまな心の葛藤が生じてきます。
そのひとつに、友達の数をめぐる葛藤があります。
一般的に、友達が少ない人より、たくさんいる人のほうが、いい性格で魅力のある人というイメージがあります。友達が少ないことは、本人も周りの人も、ネガティブに受け止めがちです。
SNSが盛んになるにつれ、ある数字に着目されるようになりました。それは「ダンバー数」というものです。
イギリスの人類学者・進化生物学者のロビン・イアン・マクドナルド・ダンバーという人が提唱した数字です。
ダンバー先生は、霊長類の行動についての研究から、サルや類人猿の個体が集団の中で関係を結べる成員の数には限りがある、ということを発見しました。人間の場合は、その数が150人程度だというのです。
これはお互いに顔と名前が一致し、実際に影響を与え合う人数です。150人を平均とし、100人から200人ぐらいが社会的な単位となるということです。この人数を超えると、私達は相手のことを覚えられないというのです。
ダンバー数=ひとりの人がつながれる人の数 150人
あなたはどうでしょう。試しに自分を中心にした同心円を描き、親しい人から順に名前を挙げていってみてください。
同心円の外側に行くほど、それほど親しくはないけれど、日頃から接触のある人の名前が挙がってくるでしょう。普段は忘れているけれど、ふとした拍子に思い出す人もいるでしょうから、今あなたが思い出せる限りの人よりも、実際にはもっと多くの人とつながりがあるはずです。
ダンバー数からすると、Facebookなどでもは、150人ぐらいはつながれるということになります。でも、実際には、もっと少ない人がいる一方、数百人から、1000人以上、数千人とつながっている人もます。
こうした数字に反映しているつながりは、たいてい個人的な交友関係ではなく、ビジネス目的や何らかの集団やグループに関わる活動をしている利用者だと考えられます。
そういう利用者にも、もちろん親しい友人や知人がいるはずです。SNSでは、普段から連絡を取り合う友人知人とはクローズドなグループを作り、その中でやり取りができる機能もあるので、ビジネスとプライベートの使い分けをすることができます。そうすると、友人・知人の数は、実際に数字で表されているところとは、異なるものとなるでしょう。
とはいえ、純然たるビジネス目的などは別として、個人的にSNSを利用している人のなかでも、友達の数がどんどん増えていく人と、なかなか増えない人がいるのはなぜでしょうか?
あなたはなかなか友達が増えないタイプですか? それとも、どんどん増えていっているタイプですか? その違いは、どこから来るのでしょうか。
実は、そこに本能のタイプが関係していると考えられるのです。
⇒本能タイプでわかる上手な人との付き合い方ー4
⇒本能タイプでわかる上手な人との付き合い方ー1
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